そば処 梅林

地元阪谷産のそば粉と名水で打つ「梅林」のそば

昼夜の寒暖の差が大きい大野の気候、土壌はともにそばの栽培に適していると言われています。
需要のほとんどを輸入に頼っている現在、質のよい国内産、それも地元のものだけでそばが打てるところはなかなかありません。
当店は県内でも有数のそばの産地、大野の阪谷在来種を委託栽培し、その玄そば（そばの種実）を自家製粉しています。

名水がさらに風味を豊かにする

大野は越前の水どころ。
山々に降り注ぐ豊富な雨や雪は地中を通り、長い年月を経てこんこんと湧き出してきます。
水は野菜を美味しく育て、当店でも旬の野菜を使っております。もちろん、そば打ちや茹でるのにも欠かせません。
日本の名水百選に選ばれた味わい豊かな湧水である「御清水（おしょうず）」の天然水はそばがもつ本来の香り、風味をさらに引き立てます。

そば通の間では、古くから高い人気を誇る「越前そば」。

越前そばの最大の特徴は、香り高いそばに、大根おろし、刻みネギ、花かつおなどの薬味と、だしをぶっかけて食べること。

当店では玄そば（そばの種実）を石うすで挽き、ふるいにかけた「ひきぐるみ」を使い、つなぎに小麦粉と卵水（卵と山芋を入れた水）を使います。古くから伝わるこの方法こそが、気候、土壌ともにそば栽培に最高の土地と言われる良質な大野のそばを、最大限に生かします。
二・八のそばは喉越し良く、本鰹の鰹節、種作りから取り組んだピリリと辛い大根とともに味わうおろしそばは、当店のこだわりが詰まった調和の逸品です。